乳児湿疹 1歳の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
1歳1カ月 女の子
生後5カ月ぐらいから離乳食を始めて、それからか体全身に湿疹が出てきているとの事です。病院に行って薬をもらっているが全然良くならないので何とかしてほしいと来店されました。
ちなみに処方されている薬の内容は以下の通りです。
アタラックスP2.5%、アレジオン1%、プラスチベース、ロコイドです。
まず、食事ですが動物性のタンパク質は基本的にストップしましょう。
動物性のタンパク質はうまく消化できないで、すべて皮膚炎の原因になります。肉類、魚類、卵類、エビ、カニ、牛乳などです。葉っぱの野菜類や海藻類をシッカリとって胃腸に老廃物を溜めこまないようにする必要があります。胃腸が綺麗になってくると肌は綺麗になってきます
その事をお母様にもシッカリと理解して頂いたうえで、漢方薬をお渡ししました。
漢方薬というか赤ちゃんでも飲めるお茶ですね。
中国医学的に診ますと『食積湿熱』の状態のようです。
その為、胃腸の消化吸収を良くしていく漢方と体の熱毒素、湿熱を解毒していく漢方をお渡ししました。
これをコーヒースプーンに入れてお湯で溶かして飲ませてあげます。
そうすることで消化不良を改善して胃腸の老廃物を解毒していきます。
実際に2週間ほどして皮膚の状態が良くなってきましたと言う報告を受けました。
現代社会では生後半年前後で離乳食を勧めている雑誌が多く見受けられますが、
私個人的な意見としてはあまり鵜呑みにしない方がいいと思います。
生後、間もない赤ちゃんは大人と違って心臓、肝臓、肺、胃腸、腎臓などはシッカリと機能できません。
母乳だけでシッカリと栄養をとれています。
下手に栄養素がいっぱい入っている粉ミルクを早い時期から飲ませると異種タンパク質がうまく消化されず
アレルギー体質や肌の弱い子供さんになりやすくなります。
離乳食が早い方にとても多く見受けられるのが乳児湿疹やアレルギー体質です。
離乳食を早い時期から始める事で、大人が子供をアレルギー体質にしてしまっている事も良くあります。
そのため、1年間とは言いませんが、8~10か月ぐらいまでは母乳だけで育ててあげる方がいいと思います。
私の娘には、わざと離乳食を1歳過ぎるまで与えませんでした。
ちなみに、私の娘のにも生後3カ月の時に乳児湿疹が出たため飲ませました。
すると、2~3日でスーッと綺麗な肌になった事を覚えています。
乳幼児の方でしたら大人の様に時間もかからずに良くなってくることが多いです。
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